令和2年度第二回定例会一般質問全文掲載 

現在、中野駅周辺では、まちづくりが大きく前進しているところであります。

現在、進んでいる計画に新北口駅前エリアの再開発事業がございます。この事業は、今後の中野区の新たなランドマークとして、新たな人の流れ、新たな雇用口などを創出すると同時に、資産活用により、新中野区役所庁舎の建築費に充てるといった中野区の本丸を築きあげる最重要事業と認識しておりますが、先ほどから申し上げているこのコロナ禍においては、そういったまちづくりに関わる予算規模の大きい事業の予算を他の事業に転換するべきとの意見も出てきております。

そのような声に対し、新北口駅前エリア再整備事業を立ち止まることなく進めていくのか、もしくは現在、進行している事業スキームの変更などの検討はされているか率直な区長のお考えを伺います。

現在、進行している事業は、計画通り前進させていくという責務と同時に今後のまちづくりについて新たな視点を持って検討していくことが大変重要かと考えます。

それは、先ほどのオンライン学習の項目でも述べたように新型コロナウイルスによって大きく生活様式が変わってくることを見据えたものでなければならないからであります。

まず、AIやICT化の進展によって人の活動圏域がある一定の地域に収束、コンパクト化されたものに変化していくと私は、考えます。そこで具体的にご提案したいのは、各鉄道駅を核とした地域のまちづくりであります。

今申し上げたようにAIやICT化によって中野区が行っている行政サービスの形も大きく変容するのではないかと思います。それは、ある一定の職員の仕事がAIなどによって賄われていくことになり、そうすると余剰職員はどうするのか、それは中央から地域へ職員を分散させていくといった組織の在り方にも発展していきます。

まちづくりでいえば、各鉄道駅を中心とした徒歩10分から15分の生活圏域で形成していくことを前提としたエリアマネジメントの展開が求められてきます。エリアマネジメントは、中野駅周辺に限ったことではありません。

特にアフターコロナを念頭に置いた場合には、区民の生活圏域である、交流拠点や生活拠点といった区内各駅を中心に、エリアマネジメントの対象範囲を拡大して導入を検討する必要があると考えますが、区長の見解を伺います。

新型コロナウィルスは、人々の生活や事業者の経済活動に、とてつもなく大きな制限・制約をもたらしました。この先、収束をみた後にも、しばらくはウィズコロナを前提とした生活行動や経済活動を強いられることとなりますが、今定例会において我が会派の大内しんご幹事長からもあったように区内の賑わいをどう取り戻していくのか、そこには様々な知恵や工夫が求められるでしょう。

エリアマネジメントによる公共空間の活用のあり方を模索することは、その解決策のひとつになりうるのではないかと考えます。

ウィズコロナ、アフターコロナで活用すべき公共空間は公園や道路であり、その使用・占用の規制緩和は、経済活動にも大きく寄与するものだと思います。例えば中野5丁目を始めとする中野駅周辺の繁華街は道路が狭く、車の交通量も他の地域に比べ、少ないのが現状です。

それに加え、中野駅周辺の飲食店は、店舗面積も小規模な店舗が多くを占めております。このコロナ禍で3密を防ぐために元の客席数を確保するには、無理が生じております。それによって売り上げの減少が発生し、店の経営が成り立たなくなるとの声がすでに寄せられております。そこで、その店舗の前面の道路を公共空間の活用の観点から開放し、3密を防ぐテラス席の設置などへの転用が考えられないかとも思うわけであります。

もちろん制度上の制限など超えなければならないハードルがあるのは、承知していますが、特区申請による中野区独自のモデルを作り上げ、繁華街文化の保存を切に願います。それが一つ成功すれば、各商店街や各地域に波及させていくことができ、中野区全体の経済の活性化につながるのではないかと考えます。飲食店をこよなく愛しておられる区長の意気込みを教えてください。

次にこれからのまちづくりにおいての観光の位置付けについてお伺いいたします。